女性医師は休めない
先日のニュースで、「子供がいる女性勤務医のうち6割以上が育児休暇を取得した経験がない」ということが分かったと報じられていました。更にこそだてちゅうに勤務時間や勤務に数を減らした女性医師も2割前後しかいないのだそうです。医師不足が問題化している最中、この女性医師の問題、休みが取れないという現実も考えていかなければなりませんね。
日本医師会では、国家試験合格者の3割を超える女性医師が出産しても仕事ができる環境を作る事が医師不足解消には不可欠としているとのことですが、一方では、子育て中の女性医師の約2割は勤務の軽減を望んでおらず、「同僚に迷惑をかける、自分のキャリアを守りたい」という子育て優先をためらう意識も女性側にあるのではないかと分析しているのだそうです。
女性側の意識としては、当然のことで、たとえば、医師に限らず、また男性・女性、育児のため、或いは病気治療のため・・・に限らずだと思うのですが、職場を一旦離れると、自分が復帰する場がなくなってしまうような気持ちにもなりますし、実際に雇用側も三ヶ月、或いは半年、必要とせず仕事が回っていれば敢えて快く受け入れるという余裕はないのかな?という気もします。社会そのものが、余裕がない時代ですよね。
そして、特に進歩が著しいお医者さんの世界であればなおさら、職場を離れる事ができないでしょう。ブランクが開くと、大変そうな職業です。
女性医師の問題の一つ、医師不足の解消を考えるのであれば、労働環境だけ変えるのではなく、勤務医自体の労働環境を改める事が必要ですし、家庭を持っている女性が勤務医として務まるような労働環境を健全化していくことが必要だと思うのです。
医師でなくても、仕事を持っていれば子供のそばにいる事はできませんし、子供を優先すれば同僚に迷惑がかかります。そして、その時その時で、どっちにしても非難される・・・それが育児と仕事の両立だと思うのです。女性に限らず、男性も子育てに関わり初めてはいますが、子供を育てながら仕事をするのは難しいですよね。
特に、医師の場合、その労働条件は厳しく、日本医師会が「女性医師が出産しても仕事ができる環境を作る事が医師不足解消には不可決」としていることも、一般の会社で女性が働く環境を整えなければ・・・と言っている事も、何年も前から同じ事を言っているだけのような・・・社会全体が変わって行くことは難しいのでしょうね。






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